上智大学の北村喜宣先生から、本が2冊送られてきました。正確には出版社である弘文堂から直接ではありますが。
「環境法」
「プレップ環境法第2版」
北村先生には、日弁連のシンポジウムで初めて会ったのがたしか2002年くらい。先生がバークレーで在外研究中に書いた本を読んで、環境法での留学を考え出していたので、お会いできたときはちょっとした感動がありました。
私が留学から帰国して、北海道大学法科大学院で環境法特論という授業を受け持つことになった際、環境法百選を使うカリキュラムについてアドバイスをいただくこともありました。
北村先生が再度アメリカの在外研究の渡航先を選ぶにあたり、ルイス&クラークも候補にあがっていましたが、次期が冬であったので、毎日雨ですよとお勧めしませんでした。
さて、今回出版される「環境法」は、まだパラパラとめくっただけですが、現場を重視し、かつ環境法の体系化を図ろうとする北村先生らしい、意欲的な本に見受けられます。
精読して、来年の私の授業にも立体感をもたせられたらと思います。
菅澤先生
コメントありがとうございます。
「わかりやすく環境法を教える」。20年来のテーマです。教師というのは、「学生が何をどのようにわからないのかをわかること」が必要だと思い、彼等と議論を重ねていますが、それを認識し、その成果を書物に反映させるのは、難しいものです。本当は、400頁くらいにしたかったのですが、600頁を超えるといういささか冗長なものとなったことには反省しています。実務の観点からの、本書の「使いにくさ」をご指摘いただけると幸いです。
北村先生。直々のコメントありがとうございます。ご意見できるよう早く読みます!