Portland Business Allianceに関する調査、プレゼンテーションを行いました。調査は、web siteを読む、PBAインタビュー、新聞記事、パートナーのAron君によるトランジットモール内商業者へのアンケート調査を行いました。ポートランドでは、70年代に南北2本の通り(5th,6th)をバストランジットモールとしており、その後1車線分普通車の通行が可能となり、純粋なトラモはわずか1ブロックです。トラモというよりもバスレーンという感じです。

MAXのライン(東西、軌道+普通車1車線)のほうが、気軽に歩行者が渡っている感じです。このバストラモに新たなMAXを引く計画があります。

この計画にPBAがいかにリーダーシップを発揮しているかということを調査・プレゼンの内容としました。


商工会議所とAPP(まちづくり団体)との合併は、彼らが自負するほどうまくいっていないようです。まず、合併前後のCEOのキンブロー氏(昨年札幌にてパネル出演)は、そのビジネスライクなリーダーシップ(コミュニティーでのリーダーシップと区別してマネイジメントと表現します)が、悪評を買ったそうで、既に退任していました。

アンケート調査によると、組織内の情報の浸透具合も低く、ダウンタウンを活性化させるという明確な目的の下に集まったAPPに比べ、旧来の商工会議所が加わった分、組織の目的、方向性が薄まってしまったようです。ただし、駐車場、清掃、案内人の運営はうまくいっているようでした。

評判の良いポートランドといえども、商業会でまちづくりに関してコミュニティを重視したリーダーシップを発揮するのは難しい課題だと言うのが結論です。


Aron君は、政治学、経済、コミュニティ・ディヴェロップメントを専攻し、この秋卒業です。ポートランドの市長を目指しているそうです。ちょっと選挙向きにみえませんが・・・


駐車場を囲うようにして、しゃれた建物が建てられています。右の建物の間が下の写真。

さて、生活のほうですが、PSUの学生寮からLewis & Clark Law schoolの近くの郊外に引越し、家族も来て、すっかり札幌双子山生活のようになりました。

Lake Oswego市というところになりますが、昔は湖沿いの別荘地だったところが道路の発達により通勤圏になったそうです。ダウンタウンの街路は、最近整備され、非常にクリーンかつ高級な雰囲気を出すことに成功しています。

ケーブルテレビの1番組で、この地区の整備計画についての過去の計画段階でのプレゼンテーションが放映されていたことに驚きました。


駐車場の入り口。

湖面から先ほどの建物までは、車も入れますが舗装や雰囲気から遠慮がちに走り、良好な歩行者空間を作っています。


現在、law schoolでのプレ授業に出ていますが、うわさに違わず大変です。専門分野である分コミュニティ関係と異なり、議論の方向性の予想が効きます。しかし、かえって日本法の構造の理解がアメリカの判例の文政の邪魔になったりもします。既に9月から始まる授業についての宿題が張り出されており、1週間で100ページ読んでこなければならないという事実にショックを受けています。(law schoolでは読んだ判例は自分で要約を作成しなければなりません)。それでは、黄色本作成頑張ってください。

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