6月3日日曜日、中標津で古くからのクライアントのお葬式に参列してきました。
弁護士登録直後から、この方の会社やご自身のことで様々な法律上のトラブルがあり、20年近くお力添えをしつつ、人生の先輩としてお世話にもなりました。
とにもかくにも、およそ他の案件で役にたったということの無い、ユニークなトラブルが発生し、幾度も知恵を絞って乗り越えてきました。この方の波乱万丈人生の最後の20年は、かなりの事項に寄り添ってきたといえるでしょう。
ある業界では指導的立場にありつつ、強烈な個性の持ち主で、葬式の参列者の方々も口々に「しょっちゅう喧嘩した。」と回顧しているくらいでした。それでも、若造である私の言うことは素直に聞き入れてくれていました。
ご遺族の方々に法律問題が引き継がれないように気を配ってはきたものの、残ってしまった事項があります。そのため、集まったご遺族にできるだけ丁寧に現状と今後の見通しを説明し、概ねご了解を得られました。弁護士がお骨を拾うところまでいるのは珍しいとは言われましたが、それだけの人間関係が構築されていたと思います。
日帰りで帰ってきた翌日は、かつてのクライアントであるランボルギーニのディーラーが、福岡から複数のお客さんを連れてツーリングに来ていて、会食をご一緒させてもらいました。ランボルギーニオーナー達は、やはりぶっ飛んだスケールの個性の持ち主でした。
これも、単なる案件の受任というだけではなく、1人の人格として交流させてもらってきた故に、貴重な体験ができています。
こういう仕事をしているために、いろんな人達との縁が生まれます。大切に思える縁を大事にしていきたいですね。